2014-01-01から1年間の記事一覧
サッカーでは、疑惑のPKで勝敗が決することが少なくない。ワールドカップやチャンピオンズリーグなど、一流の審判がジャッジしていてもそれは起こる。疑惑とは、ファウルを得るための意図的な転倒、つまりダイブのことだ。素晴らしい熱戦が、怪し気な演技…
らしくあれ。昔から嫌いな言葉だった。子供らしく。学生らしく。若者らしく。男(女)らしく。我が社の社員らしく。日本人らしく。そして、「自分らしさ」にもカチンとくる。当人がその言葉を口にするときは、たまたまうまくいっていた過去の自我像にこだわ…
英語の作文術を学ぶための定番本のひとつに、「REVISING PROSE」がある。日本語に訳せば「推敲術」ぐらいか。世の中の大人たちがこぞって書く「オフィシャル・スタイル」の悪文をメッタ斬りにし、読みやすい「プレーン・イングリッシュ」に推敲するコツをま…
句読点には、思いのほか情報量が多いと思う。出だしの数行で読む気が失せるのは、自分が苦手な声色のようなものを感知して、心の耳をふさぎたくなるからではないか。使われている言葉の選択はもちろんのこと、句読点によって描かれる「文の風景」で印象はガ…
さあ、あなたも今日から、英語のシャワーを浴びよう。お決まりの広告だ。意味がわからなくとも、黙って聞いていれば英語が口をついて出てくるのだとか。言いたいことはわかるが、そのシャワーは、日本語がまったく通用しない環境で浴びなければ効果がない。 …
町中にある記号を見つけてスケッチし、その意味を説明せよ。小3の息子の国語の宿題である。担任の先生から直々に電話で協力の要請があったので、息子の希望通りに駅まで付き添う。さっそく道端で、「P」という文字さえ読めないのに「駐車場」という意味を…